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FAQよくある質問

WATERBEST ウォーターベスト
についてのご質問

ウォーターベストとは?

水を必要としない弁を使ったメカニカル式トラップです。
従来あった水封式と違い、封水破壊(何らかの要因により水切れを起こすこと)が起きた場合でもダンパと呼ばれる弁が遮断し臭気や虫等の侵入を防ぎます。

ウォーターベストはどんな場所で使用できるのですか?

もともと空調機のドレン排水のトラップとして開発されました。
国土交通省監修の「機械設備工事管理指針」に空気調和機排水トラップ要領として記載されております。
現在では封水破壊の起こしやすい場所での使用が多くなり、床排水や電気温水器・冷凍機・冷蔵庫などの排水にも幅広くご使用頂いております。

ウォーターベストの基本動作は?

ダンパにバランスウエイトが装着され、ダンパ最下部から約20mmの水が溜まった時にダンパが開き排水を始めるというのが基本的な動作です。
排出される水の量は流入量により左右されます。
流入量が少ない場合、ウォーターベストの先端よりポタポタと落ちるといった水の流れ方になります。
一方、流入量が多い場合はダンパが開閉を繰り返しながら排出されます。どちらの場合もウォーターベストの機能として問題ありません。

ウォーターベストはどんな素材でできているのですか?

ウォーターベストは本体部分は樹脂、ダンパはステンレス、バランスウエイトには真鍮を使用しており、ウォーターベストから錆を発生させることはありません。

ウォーターベストの耐熱温度は?

製品によって耐熱温度が異なります。詳しくは下記一覧表をご参照下さい。
 ウォーターベスト 耐熱温度

ウォーターベストで高静圧に対応しているものはありますか?

受注生産でプラス圧やマイナス高静圧に対応できる製品をお作り出来ます。
詳しくは下記一覧表をご参照下さい。
 ウォーターベスト耐静圧一覧

ウォーターベストは臭気を完全に遮断できますか?

ウォーターベストは完全に液体・気体を封じるものではありません。
構造上、本体とダンパの後方に0.1mmの隙間を設けて製作しております。
一方、流入量が多い場合はダンパが開閉を繰り返しながら排出されます。どちらの場合もウォーターベストの機能として問題ありません。
この隙間が無いと表面張力が生じダンパが作動しなくなってしまいます。
ウォーターベスト内部に水が無い場合、この隙間から若干のリークがありますが、ダンパがあることにより一般的な臭気は遮断することが出来ます。

製品一覧にサイズや仕様がない場合は?

設置する場所、条件等により特注品を製作いたします。
お問い合わせページよりお問い合わせ下さい。

ウォーターベストの取り付けについて教えて下さい

配管トラップや従来の封水式と比べコストダウンと省スペース化がはかれます。
詳しくはダウンロードページに取付要領書がご用意ございますのでご参照下さい。

ウォーターベストの中間取り付けタイプの取り付け時の注意点を教えて下さい

中間取り付けタイプはKW、KWA、KWS、KWAS、KWY、KWCの各シリーズになります。
本体が樹脂製のため、配管の芯ズレや曲りにより割れる可能性が有ります。ウォーターベストの上下(前後)近傍に配管支持を設けて下さい。

ウォーターベストを横引き配管で使用できませんか?

横使い専用のKWYシリーズ、KWCシリーズをご使用下さい。
KWY、KWCシリーズ以外のウォーターベストを横に設置した場合、性能の保証が出来ませんのでご注意願います。

雑排水や汚水の配管に接続したいのですが?

接続先の臭気が強い場合は間接排水を推奨いたします。
配管の管末(KB・KPシリーズ)と受け手側(HBシリーズ・SBシリーズ)にウォーターベストを取り付けて下さい。

ウォーターベストを水封式トラップと同時に使用しても2重トラップになりませんか?

同一配管に於いて、ウォーターベストが上流で下流に封水トラップが有る場合には、トラップ間の空気の逃げが取れず排水障害が発生する事が有りますので、配管途中に通気を取って下さい。詳しくは下記資料をご参照下さい。
 ウォーターベストと水封式トラップとの併用について

高さが取れない場所で使用したいのですが?

DSソケットに組み込んだソケット対応品もご用意することが出来ます。
お問い合わせページよりお問い合わせ下さい。

屋外で使用したいのですが?

屋外でご使用頂いても問題ございません。
ただしウォーターベスト本体が樹脂のため、紫外線での劣化が屋内と比較し早く、耐用年数は短くなるとお考え下さい。
また管末取付タイプの場合、強風によりダンパの開閉に影響がでる場合がございます。
設置場所にご注意下さい。シリコン塗布ガラスクロスを使用した紫外線保護カバーも取り揃えておりますのでお問い合わせ下さい。

水の逆流を止める逆止弁として使用できますか?

ウォーターベストは構造上、下流側からの水上がりを止める逆止弁としては効果がありません。
また水没した状態ではバランスウエイトが機能せずダンパが可動しません。

空調機に使用した時の封水高さの取り方を教えて下さい。

全静圧がマイナス圧の空調機に取り付ける場合、ウォーターベストの基本動作として約20mmのドレン水が溜まるので、この20mmに全静圧分を加えた封水高さが必要となります。
例えば全静圧-500Pa(50mmAq)の空調機に取り付ける場合は70mm以上となります。
封水高さが不足した場合、ドレンパンのドレン水が溢れることも考えられるのでご注意下さい。

負圧・正圧時の封水高さの求め方

空調ドレン用結露防止層付硬質塩化ビニル管にウォーターベストを取り付けできますか?

空調ドレン用結露防止層付硬質塩化ビニル管のメーカーから塩ビ管への媒介継手としてアダプターの用意がございます。
アダプターを使用することで取り付け出来ます。
ウォーターベストは必ず同口径の製品を使用して下さい。

ウォーターベストの保証期間・耐用年数を教えて下さい。

ウォーターベストの保証期間は通常使用の場合、1年間です。
また耐用年数は5年を目安として下さい。
 ウォーターベスト 耐用年数

メンテナンス方法を教えて下さい。

管末タイプは本体とダンパ部分に付着した異物(水垢・ほこり・砂塵等)をブラシなどで取り除いて下さい。
中間取り付けタイプは配管上部にチーズ等で掃除口を設けて頂き、流水やパイプブラシで内部を洗浄して頂くとトラブルなくご使用頂けます。頻度としては適時メンテナンスを必要とする製品です。
また空調機器等にご使用の際のメンテナンス頻度はシーズン毎の年4回程度を推奨いたします。
 ウォーターベストのメンテナンスについて

HOPPER ホッパー用カバー
についてのご質問

ホッパー用カバーとは?

排水用鉄ホッパーは絶えず水を受け、錆付きをまぬがれることが困難です。
ホッパー用カバーはホッパーの錆付きを防止でき、ホッパー自体が長持ちするため、メンテナンスや交換にかかる手間とコストの削減につながります。また腐食した既設の鉄ホッパーには、被せるだけなので改修が簡単です。

どんな場所で使用できますか?

床排水用ホッパーから排水用ドレンポットなど多岐に使用できます。

どんな素材でできているのですか?

黒色の軟質塩化ビニール製です。

取り付け方法について教えて下さい。

ホッパーに被せるかホッパーに差し込んで必要に応じてコーキングで固定します。

ホッパー用カバーのメンテナンス方法を教えて下さい。

メンテナンスのタイミングは設置する環境によって異なります。
表面に異物が付着している場合は、水で洗い流してください。鋭利なもの等が干渉して破けている場合には交換して下さい。

外ねじ用ですか?内ねじ用ですか?

標準品は内ねじホッパー用ですが、受注生産で外ねじホッパー用も製作出来ます。
受注生産品の場合には、ホッパー用カバーを製作するための治具が別途必要になる事が有りますのでお問い合わせページよりお問い合わせ下さい。

図面はありますか?

標準品及び、新商品の足長タイプの図面を完備しています。受注生産品に関しましては、必要に応じて製作確認図を発行いたします。

保証期間・耐用年数を教えて下さい。

一般的な軟質塩化ビニール製のカバーですので設けていません。

耐熱温度はどのぐらいでしょうか。

標準品の耐熱温度は70℃です。

耐熱仕様はありますか?

受注生産品で、耐熱200℃の商品もご用意できます。

標準品・足長タイプ以外のサイズはありますか?またどれくらい納期がかかりますか?

受注生産品としてあらゆるサイズをご用意でき、納期は通常2~3週間ですが、形状により異なりますのでお問い合わせページよりお問い合わせ下さい。